world's end girlfriend "「空気人形」サウンドトラック"

world's end girlfriend
"「空気人形」サウンドトラック"
HHR48 ¥2,310 (CD)
2009.9.25 Release


約2年半ぶりとなるworld's end girlfriendの新作は 『誰も知らない』『歩いても歩いても』の
是枝裕和監督最新作 『空気人形』の サウンドトラックとなります。
映画「空気人形」は今年行われた第62回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門へ 日本映画唯一の正式出品作品であり、
すでに世界10ヶ国以上での配給が決定。
「人形と人間」「空気と空虚」「生と性」をめぐるファンタジーを world's end girlfriendが哀しくて嬉しい彩り
豊かな音色で全編を奏でます。
映画「空気人形」公式サイト http://www.kuuki-ningyo.com/
■サウンドトラックリリースに際し、是枝裕和監督からのコメント
「心音のように」
是枝 裕和
新作の映画「空気人形」音楽を誰に担当してもらおうか?
そう考えて小さなライヴハウスに足を運んだり、スタッフの集めてくれたCDを連日聴いたりしていた昨年の秋、その出会いは訪れました。
アルバムタイトルは「Hurtbreak Wonderland」。world's end girlfriendと記されたアーティストがグループなのかひとりなのか、男なのか女なのかも、その時僕にはわかりませんでした。
しかし、この素晴らしく繊細なアルバムのラストを飾っている「水の線路」という曲を聴き終えた時「これしかない」という確信に僕は到っていました。
都会的であること。無国籍であること。エモーショナルであること。
つまり、風景よりも主人公の感情に寄り添う旋律の強さを持っていること。それでいて伴奏にも成り得る行間があること。
サントラとして思い描いていたそんな贅沢な条件をこのアルバムの楽曲はすべて満たしてくれていたからです。
確信を持ってお願いした音楽は、まさに核心を突く形で出来上がって来ました。
音楽はすべてのシーンで、ペ・ドゥナさん演じる「空気人形」の喜びと寂しさに寄り添いながらリー・ピンビンさんのカメラワークとも時にねっとりと時に軽やかに絡み合っています。
音楽がむしろ、僕の演出も含めた映画全体のリズムをこの完成形へ導いてくれたと言っても過言ではありません。
秀れた映画音楽というものは、外部からあとで付け足されたのではなく、そのシーンの奥深くにあらかじめ眠っていたリズムや旋律に耳を澄ませ、掘り起こされた音を音楽という形で現前させたものなのかも知れません。
そうなのです。誤解を恐れずに言うならば、映画に満ちているこの音楽たちは、映画がまだ産声を上げるはるか昔、子宮の中にいた時に、その胎児が静かにそして確かに刻んでいた心音のように深く響くのです。そんなあり得ない錯覚を信じてしまいたくなるほどに、今回の映画はこの音楽たちに共鳴して出来上がっています。
出会いに感謝します。 ありがとうございました。